■
不連続殺人事件 坂口安吾
第二の殺人
珠緒が殺されたわけなんですがー
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
歌川珠緒の殺人について
凶器・・・アイロン用のコード
死因・・・絞殺
まず殺害される前の珠緒および周辺の動きとして
・泥酔状態
・女中と看護婦に解放される
・女中によって部屋に洗面器、ヤカン、コップが持ち込まれる
謎/証拠
・枕元にモルヒネの粉末
-ヤカンとコップへとモルヒネが投げ込まれている
-水の入ったコップにモルヒネと思わしき沈殿物が見られる
・解剖の結果珠緒の胃及び吐瀉物からモルヒネは検出されなかった
・洗面器には少量の胃液
-前夜に吐き切った後の残り
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
いざ死ぬと寂しいね
ヒステリック以外出番なかったけど
モルヒネ云々謎はあるけど今回の自由行動タイム(ダンロン並感)で動きがあったよ
あーまった
人物紹介
南雲千草
歌川多門の妹の娘 『以ての外の不美人で目がヤブニラミでソバカスだらけ、豚のように肥っている。肥っているのに神経質で意地悪でひねくれていてヒガミが強い』(原文ママ)
昔の文士の物言いはきついな！！！！
海老塚医師
医者 歌川家と付き合いの深い医者 よく別棟に泊まっている 小児マヒでびっこ
ひねくれ者
元々歌川家と家族同然扱いで泊まることは別段普通のこととのこと
千草がたまに海老塚医師が泊まっている殿へ行くことがあるらしい
これが必要な情報かはわからんけどこういう人がいるよってことだけ
では、本題だけど、私こと寸平が歌川多門の元へ赴いた
話の内容は今のところは重要じゃなくて、一つ言っていたのが
『どの人間も、あらゆる犯罪の可能性を持っている。どいつも、こいつも、やりかねない』
とのことです
全員容疑者だと思って疑ってかかれっていう著者からのメッセージかな
あ、大して重要じゃなかったな
じゃあこれ これは重要な情報だよ
巨勢博士(天才)が話してくれたんだけど、第一の殺人の容疑者について
秋子が鍵を開けて王仁の部屋に入ったことは覚えてますか？
その時犯人はまだ部屋にいただろうってこと
どこにいたのかと言ったらベッドの下という見込み
巨勢博士が与えてくれた注意点としてあくまで仮定、そこは注意しろってことだった
もしかしたら室内にはいなかったかもしれないってことも言ってたよ
それとこれは以前からあった情報で書いてなかったんだけど、今現在から1ヶ月後に歌川一馬の母親の命日があるらしい
それもどう繋がるのか分かってないんだけどね
頭の片隅にでも
ここから次章へ
ごめんそれぞれ何章か記載してなかった
今から書くね
ここからの情報は第十章です
場面は王仁の遺体を火葬したあと
帰り道に寸平はカルモチン、睡眠薬を買いに鉱泉宿に行ったんだけど
まぁ睡眠薬は売り切れというかなかったんだけど、三月まえに千草の母親由良婆が買っていったらしい
由良婆ね
紹介
歌川多門の妹 半病人 虚弱ヒステリー
はい
珠緒が使った睡眠薬これなのかなぁって感想
未だ不明
んーあとは村の中に王仁と珠緒を毛嫌いしてる青年がいるらしい
以前王仁に体で挑んだけど返り討ちにあったらしい
要は気違い
警察は奴に目をつけてるんだってさ
くっそどうでもいい情報
あとは土居光一、ピカ一って呼ばれてる男が歌川あやか相手にブチ切れてぶん回ってる
千草が行方不明
こんなとこかなー
頑張ってまとめて、犯人当てて、安吾ちゃんから懸賞金もらうぞー
次回「影が薄い人が死んだ」
不連続殺人事件読むための備忘録その2
不連続殺人事件 坂口安吾
第一の殺人
次回予告にもあった通り望月王仁って人が死にました
とりあえず前回漏れてた登場人物をちょっと紹介します
南川友一郎
巡査
平野雄高
捜査部長 通称[カングリ警部]
荒広介
刑事 通称[八丁鼻]
長畑千冬
刑事 通称[読ミスギ]
飯塚友子
刑事 通称[アタピン]
彼ら刑事だけど覚える必要はないと思います
だってよくいる解説役まとめ役だもん
神山東洋・木曽乃夫妻
夫が弁護士 昔歌川家の秘書をやってて当家から毛嫌いされている(弱みを握っている？)
偽造招待状が届いた人
歌川多門(前回参照)って政治家もやってたらしい へーすごいじゃん
あぁあと重要人物の紹介もします
巨勢博士
探偵 犯罪心理の天才 主人公の古くからの知り合い 年齢は主人公の一回り下
彼が出てくると謎の安心感がある たのむわ
彼も偽造招待状勢
まだいるんですよ登場人物ｹﾞｯｿﾘ
追々紹介するし、最悪端折るかも
次に現場の状況とか証拠とか不可解な点をパッと見せます
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
望月王仁の殺人について
凶器・・・短刀←談話室の棚に飾られていたもの
状態・・・全裸で心臓を一突 ただし出血なし 内出血になる場合もあるらしい※刑事談 解剖待ち
謎/証拠
・ダンヒルのライター
-被害者の枕元にあったものを珠緒が持ってきた 秋子のもの
・灰皿
-口紅のついたタバコが入っていた
・鈴
-ベッドの下に落ちていた安っぽい鈴 歌川あやかの靴についていたもの 事件翌日に亡くな
ていることに気がついた
・ベッドの下に被害者の上衣
-ベッドの下を拭き回している しかし血も水も一滴さえこぼれた跡がない
・ベッドの足側の窓が開いている
-梯子を賭けた跡も登った跡もない
・フラスコとコップの指紋
-被害者と珠緒と秋子のもの しかもフラスコの秋子の指紋は明らかにコップに何かを注いでいる
・フラスコに残った褐色の液体
-秋子が何か混入させた可能性 毒かお茶が酸化したやつか
-やぶ蚊の名所でしかも窓が開いていたのに灰が空っぽ
・部屋をかき回した跡はない
-机の上に整頓された500枚程度の原稿用紙
当日の二人の女性動き
珠緒・・・王仁と一足先に部屋に戻った。その後退出したときは王仁は既に寝ていた
秋子・・・1時頃被害者の部屋へ ただし起きることはなく、タバコを吸いフラスコに残っていた
ゲンノショウコ？っていうのを飲んだ
被害者の部屋は当初鍵がかかっていたため(?)預かっていた被害者の鍵を取りに戻りラ
イターとタバコも一緒に持っていった
わざとライターを残し、部屋の鍵もかけて帰った
謎
・なぜ秋子が被害者の部屋を訪れていたとき鍵がかかっていたのか
・なぜ秋子が鍵をかけて部屋を後にしたのに朝には鍵がかかっていなかったか
・引き出しの鍵たばは紛失
TIPS
各部屋の鍵は3セットずつ作られていて一つは各人に一つは束にして隣の広間の引き出しに一つはまとめて金庫
最後の鍵束の目撃証言は内海明の一月前
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
はいこんなかんじ
これ王仁のこと殺すためだけに登場させたんだなって
当時の文壇にいた嫌な奴モデルにしてるんだよねわかるよ～
とりあえずいくつか証拠とか出てきて考えをまとめようかなって思う
結論から言うとここから犯人にたどり着くって無理では？？
もうちょっと各証拠の説明がないとね
でもさ
もし君らもこういう感じのやつ書くとするなら最初の事件に何かしら匂わせツイートするでしょ
まず秋子からだけど
シロはそうとして
根拠は証言がヤリマン珠緒だから(偏見)
それはね
安吾は自身の20前後の姪を亡くしていて、生娘だったらしいんだよね
んで安吾は生娘のまま天国に旅立って良かった・美しい旨のことも書いてたから汚れなき女性に思いを持ってるんだろうって
ガチなやつでしょ？
ちなみに汚れなき女性についてオタクの皆さんはどう思いますか？
私は素敵だと思います
だから珠緒は信用できない
でもこういう女に限ってなにかしらの勘がいいんだよね
まぁそうは言っても、殺人現場に私物置いてくるわけないでしょ
だから珠緒はオツムよわよわやねん
秋子の線は消えたから先述した証拠/謎を更新すると
・ダンヒルのライター
・灰皿
・鈴
・ベッドの下に被害者の上衣
・ベッドの足側の窓が開いている
・フラスコとコップの指紋
・フラスコに残った褐色の液体
・部屋をかき回した跡はない
フラスコ内の液体は誰がなにを入れたかわかってないので保留ね
んで、わたくしが1番怪しいなって思うのが窓が開いていたってことで
ご丁寧に梯子をかけた跡や登った跡もないって言う記述が気になる
飛び降りるっていう選択肢はどうだろうか？(オタク特有の揚げ足取り)
別にこれが犯人に繋がるわけじゃないのだが気になりがち
あと歌川あやかの靴の鈴
でも巨勢博士がわざわざ殺しにそんな靴は履いていかないって言ってるからこれもよくわからない
そもそも大前提として誰が招待状を偽造したのかもわかってないし、これ言ってなかったけど、歌川一馬のとこに脅迫状も届いてるんだった
あーもうわからん
結論としてはまだなにもわからない
はい今回は終わり
次回「グッバイ珠緒」
不連続殺人事件読むための備忘録
不連続殺人事件 坂口安吾
あらすじ
探偵小説を愛し、戦争中は仲間と犯人当てゲームに興じた安吾。本作は著者初の本格天帝小説にして、日本ミステリ史に輝く名作である。その毒草的なトリックは、江戸川乱歩ら専門作家をも驚嘆せしめた。山奥の洋館で起こる殺人事件。乱倫と狂態の中残された「真理の足跡」を見抜き、あなたは犯人を推理できるか？ 自らの原稿料を賭けた「読者への挑戦状」を網羅。感涙の短篇「アンゴウ」特別収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101024030/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_uELUEbGY9KHNR
とゆーことで坂口安吾の不連続殺人事件を読みますっていう意思表示です。
これ買ったの3ヶ月くらい前で、机の上で埃かぶってたんだけど
「読む～～～～」
って気概になったので読みます。
じゃ、物語の説明
山奥の館...
男女十数人...
なにも起こらないはずがなく...
以上
では次人物紹介
殺し殺されの渦中にいる登場人物
矢代寸平
私 主人公 たぶん常識人 作家
矢代京子
主人公の奥さん
歌川一馬
館の主人 詩人 金持ちのボンボン
歌川あやか
一馬の嫁 後述のクソ下品傲慢自惚れ不快野郎の元妻 お金大好き
歌川珠緒
一馬の妹 ヤリマンビッチ ガチの妹だったら口を聞きたくない
歌川多門
一馬・珠緒の父親 酒造家 金持ち 好色漢
望月王仁
天才作家 傲慢クソ野郎 ヤリチン たぶん実在したんだろうって思うくらい安吾がしつこく書いてくる
こういう奴は大概早めに死ぬ
丹後弓彦
作家 紳士風の傲慢野郎らしい 今のとこ影が薄い
内海明
作家 気持ちはスッキリしてるけどセムシで醜怪だから差し引きゼロ
さすがに言い過ぎでは
三宅木兵衛
フランス文学者 理知聡明で学者然 たぶん院卒オタクみたいな 結婚してるけどね
宇津木秋子
女流作家 三宅木平衛の妻 歌川一馬の元妻
人見小六
劇作家 ネチネチ執拗で小心臆病根は親切で人懐こいが付き合いにくい
直球過ぎる でも既婚者
明石胡蝶
人見小六の妻 でも歌川一馬が好きなので人見小六はいつでも捨てられる
土居光一
読む不快 先述したクソ下品傲慢自惚れ不快野郎その人 歌川あやかと昔同棲してた
こういう奴ってたいてい場を荒らしつつ生き残るので腹立つ
紹介終わり
すでに男女関係が不穏
歌川一馬にはもう一人妹がいてしかも近親相姦しかけているとかあるしなんだこれ
あらすじの乱倫ってこれもドロドロさに拍車をかけてきよる
がんばって読もうね
あ、他の登場人物もあとできちんと書きます
天才探偵とか二つ名持ちの刑事とかいますので
んじゃ
なぜこやつらが館に招待されたかまでを軽くまとめて終わります
ヤリマンこと歌川珠緒が望月王仁をお家に招待する
↓
なんか知らんけど丹後弓彦と内海明も来るらしい
↓
歌川一馬は嫌なので私を含めた知り合いを呼んで中和を試みる
↓
何者かが招待状を偽造して呼んでない奴も来た
↓
殺人事件へと発展する
って感じ
大体珠緒のせい
下が緩いと頭も緩くなるってはっきりわかったね
どうやって偽造したかも気になりますわね
今回は終わり
次は最初の殺人あたりまでをまとめようと思う
ではこれで
次回「王仁死す」。デュエルスタンバイ！
